輪島市立伊達博物館は名の如く「宇和島藩伊達家」に伝わる古文書、品物を中心に展示している。展示品は、公益財団法人宇和島伊達文化保存会所有のもの、お預かりしているもの(寄託)、宇和島市へ寄贈を受けたもの、もともと市が所有していたものに分けることができる。
この軸や文書に関しては、宇和島藩伊達家に仕えていた浅野家の御子孫の方に寄贈していただいた貴重な品物である。浅野家はもともと仙台藩伊達家に仕え、秀宗入府後、寛永年間に政宗の命により宇和島入りしている医者の家系である。江戸中期に医者の道から武士になった家系もあった。この子孫の浅野登という士が主君(宗城)の命令で熊本藩細川家に伝わる「小堀流踏水術」を学ぶため留学を命ぜられた。以下、軸と免許状である。この展示は1月4日より、伊達博物館第四展示室にて行う。
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