2013年7月23日火曜日

「うわじま牛鬼祭り」 真っ最中です。

今年も、宇和島の夏を彩る「うわじま牛鬼祭り」が7月23日、24日の2日間(22日は前夜祭で「ガイヤ・カーニバルがあります。)、盛大に開催され、宇和島はお祭り一色になります。


 (主催:うわじま牛鬼祭り実行委員会)
(宇和島青年会議所)

 子どもの頃から「和霊様のお祭り」と呼んでいましたが、先日、知り合いの小・中学生に、「和霊様のお祭り」について聞いてみました。和霊様に祀ってある人や、いわれについて知っている子はあまりいませんでした。

お祭りに併せて 7月23日~7月30日の間、伊達博物館では山家清兵衛公頼(やんべせいべいきんより)所用と伝えられる「甲冑」と「刀」を展示します。ぜひ博物館に足を運んでいただきたいと思います。

伝 山家清兵衛公頼所用の甲冑



伝 山家清兵衛公頼所用の刀


どうして和霊神社はできたのか?

お祭りはなぜこの日なのか?

和霊神社は何故市内に2カ所あるのか?


(宇和島の地域情報紙である「きずな」夏号に、特集として「宇和島騒動」のことが詳しく書かれていました。)


(金剛山大隆寺)

毎年、7月29日に、山家清兵衛公頼の墓がある金剛山大隆寺の和霊廟で行われる「おたまや祭り」も、知っている人が少ないのか、寂しくなっているとか・・・・

              今年はぜひ行ってみたいと思います。



「出前授業2013」 実施中です。

「出前授業2013」 県立宇和島南中等教育学校に出かけました。


この出前授業も、今年で6年目を迎えました。「来て見てもらうことから脱却し、出かけて説明し、子どもたちの歴史に関する興味や関心を呼び覚まそう。」そして「宇和島伊達文化に関する理解を通じて、「ふるさと宇和島」に対する愛着をはぐくもう。」 このことをねらいとして始めました。

今回は宇和島南中等教育学校の1年生を対象に2日間にわたって行いました。1日目(7月17日)には、博物館見学により本物の展示物を鑑賞して「生の学習」を、2日目(7月18日)には、学芸員が学校に赴き、体育館で「出前授業」をしました。

テーマは「幕末の宇和島」です。




伊達博物館の学芸員から、博物館の概要、展示中の宝物について説明しました。



大勢の生徒諸君からの質問に対して学芸員も熱が入りました。




宇和島南中等教育学校の校長先生のお話によると,今年は南予一円の80の小学校から160人が入学してきたそうです。小学校6年生で学習した社会科の歴史について興味を持っている生徒も多く、真剣に授業に取り組んでいました。「宇和島学」という総合学習の取り組みの一環として行いました。



ペリーが浦賀に来航した時の図面を熱心に見ている様子です。



ペリーの似顔絵もあります。 


当時の宇和島藩8代藩主伊達宗城の命令により、前原巧山の手で外輪船が作られ、宇和島湾を走りました。外輪船のミニチュア模型(大村仁志氏制作)も生徒の興味を引いていました。


大勢の生徒からの質問が、学芸員の意欲をかき立てます。






 「出迎え授業」も随時受け付中です。伊達博物館に気軽に連絡してください。


小学生も博物館に来ています。今年は津島町の下灘、畑地小学校、岩松小学校ほか多くの小学校の児童が遠足や校外学習で博物館を訪れています。これからもっともっと大勢の小・中学生に博物館に来て欲しいです。