伊達博物館には年5回の展示替えがある。
今回は新年に向けての総入れ替え。
まずは今まで展示していたものの撤収作業。
館員7人全てが取りかかる。
展示替えには3日間要する。
軸の撤収
手慣れたもので自在から外し、丁寧に巻いていく。
古いものなので白手袋は欠かせない。
きつくもなく、ゆるくもなく均等に巻いていく作業はなかなか難しい。
ケースの清掃
展示品の片付いた場所からケースの清掃をする。
狭い場所での清掃は慣れた者しかできない。
新しい展示品を並べる。
ただ漫然と並べるのではなく、お客さんの目線を意識して並べる技は経験から培われている。
宇和島藩伊達家七代宗紀公の甲冑
奈良春日大社の国宝「春日の大鎧」を模写したと言われる「春日の大鎧」
鎧の展示ができれば、歴史博物館の一人前の学芸員である。
文化財である鎧の展示は神経を使う。
必ず誰かの目が要る。
個々までの作業で2日間を要した。
28日は仕事納め、博物館も同様で片付け、大掃除が残っている。
いやし博2012の一大イベント、各展示替え、関係者の皆様方の協力を得て、今年も終わる。
来年1月4日(金)よりの新しい展示、是非、ご来館を!
皆様、良いお年をお迎えください。
伊達博物館館員一同
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