2013年2月17日日曜日

調査研究と連携

博物館連携
 
恥ずかしながら、本館では他の博物館との交流は単品をお借りするのみで交流は無かった。
最近、何処の博物館にしても企画する上で、交流しなければならないことが増えてきている。
特に宇和島藩伊達家の御親戚筋は大切である。
 
仙台伊達家を筆頭に彦根井伊、佐賀鍋島との交流は現在進行中・・・
その準備のための予算化を我が館はやっていなかった。
博物館協議会に於いて、10年間の企画を立てる必要があると指摘され、予算化に踏み切った。
 
学芸員は年に3回程度の県外出張が認められた。
 
他の館では当たり前のことが、小さな博物館では難しいのである。
その交流が増え、宇和島まで遠路来られた方をご案内することがある。
勿論、仕事で来られているので時間と休みを取ることができればの話である。
 
まずは龍華山等覚寺
 
歴代伊達家の御当主の墓がある寺である。春には庭に牡丹の花が咲き乱れる。
秀宗の戒名「等覚院殿」から寺名を採っている。
恐れ多いので宇和島人は「竜華」と山号で言っている。
同じく金剛山大隆寺も5代村候の戒名「大隆院殿」。
この寺も宇和島人は山号「金剛山」と呼ぶ。
 
 
 
等覚院殿秀宗の墓
 
墓の横には殉死者4人の墓もある。
前の庭には母親「ご新造の方」「父政宗」慰霊のための石碑もある。
 

遊子水ヶ浦
是非見て頂きたいのがこの段畑。
元々宇和島藩伊達家は10万石でありながら、山が迫って、実質はそれだけのものは無かった。
そのため、耕地を増やすため、天に登るような段畑を作らせた。
江戸時代に作っていたものは「サツマイモ」が主、現在はジャガイモが主である。
「国の定める重要文化的景観」として3番目に指定となった段畑。
 

四万十川
 
宇和島の東には鬼ヶ城山系が迫っていて分水嶺となっている。
そこを水源として高知方面へと流れる川が在る。
四万十川・・・
この川には洪水に対する対策として沈下橋という橋が架かっている。
写真は岩間の沈下橋・・・
台風や大雨の時にはこの橋を越え水は流れる。
そのため欄干は無い。
橋桁は強固である。
夏になると若者達がこの橋から川に飛び込み、水泳を楽しむ。
江川崎駅を越え、宇和島から40分程度・・・
 
もっと見てもらいたいが時間が掛かる。
他に宇和海海中公園、滑床渓谷、忘れてならないのは宇和島城。
 

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