宇和島城中腹にある城山郷土館が、このたび宇和島伊達400年祭に当たり、リニューアルオープンしました。先日オープニングセレモニーがあり参加しました。さわやかな春風の中、城山を訪ねました。
郷土館では「うわじま伊達・偉人展」が開催されています。
「人は力なり」
宇和島伊達家が誕生して400年を迎えるに当たり、宇和島の礎をなした郷土輩出の偉人やゆかりの人物にスポットを当て、その顕彰を図り、今後の人材育成とうわじまの観光振興に寄与しようとするものです。
1 宇和島の歴史と文化
映像とパネルによるガイダンスコーナー
【映像】うわじま偉人伝・うわじま名所図会(約50分) ※宇和島紀行を再編集
【パネル】宇和島年表・文學散歩(文学作品の舞台となった場所の案内図)
【書籍関係】歴史・文学関係書籍の図書コーナー
2 宇和島の偉人とゆかりの人コーナー(25人)
①宇和島出身者19名
●藩主(1):伊逹宗城 ●技術者(1):前原巧山
●政治・法学(4+2):井関盛艮・児島惟謙・穂積陳重(人物相関図付き)・末広鉄腸
●文学・芸術(8):畦地梅太郎・松根東洋城(人物相関図付き)・中野逍遥
大和田健樹・管野道明・高畠華宵・伊藤大輔・富沢赤黄男
●実業家(5):油屋熊八・土居通夫・山下亀三郎・井関邦三郎・大宮庫吉
【資料展示】市所蔵等のゆかりの品(書簡、書など)も併せて展示
第1弾は大和田健樹・中野逍遥・穂積陳重・末広鉄腸
【偉人年表】偉人の方々を一堂に年表にしたもの。
【偉人マップ】ゆかりの場所をイラスト地図で案内。
②ゆかりの人物 6名
・高野長英・大村益次郎・楠本イネ・二宮敬作・三瀬諸淵・アーネストサトウ
3 宇和島と文学コーナー(10人※宇和島出身者を除く)
・徳冨蘆花・獅子文六・海音寺潮五郎・井上靖・南條範夫
・松本清張・司馬遼太郎・丸谷才一・吉村昭・山本周五郎
【資料展示】市所蔵品等のゆかりの品(色紙など)も併せて展示
第1弾は獅子文六関係資料、第2弾は司馬遼太郎、吉村昭を予定。
4 キッズコーナー
【パネル】もーに壁面迷路パネル
偉人4コマ漫画パネル(大和田健樹・児島惟謙・穂積陳重・土居通夫)
【映 像】えひめの文化財で学ぶ ふるさとの歴史・文化再発見 うわじま版
※大和田健樹コンサート音源を使用した音楽についても今後追加予定
【主催】 宇和島市・宇和島市教育委員会 【企画・展示】 アトラス出版
【期間】 平成27年3月29日~平成27年11月23日(400年祭終了まで、無休で開館)
【協力】 畦地美江子(あとりえ・う)・宇和島ケーブルテレビ・愛媛銀行・愛媛県教育委員会・ 奥州市立高野長英記念館・大阪大学適塾記念センター・大洲市立博物館・井関農機株式会社・宇和先哲記念館・大畑勝照・鹿児島県立かごしま近代文学館・(公財)宇和島伊達文化保存会・(公財)日本近代文学館・(公財)司馬遼太郎記念財団・国立国会図書館・佐賀県立佐賀城本丸歴史資料館・(公財)渋沢栄一記念財団 渋沢資料館・シーボルト記念館・高畠華宵大正ロマン館・宝酒造株式会社・田部司・長崎県立長崎図書館・長崎大学附属図書館経済学部分館・南海放送・平野資料館・文藝春秋社・穂積重永・松根敦子・港区立港郷土資料館・山下重蔵・八幡浜市教育委員会
※五十音順
城山郷土館の歴史について調べてみました。昔は山里倉庫と呼ばれていたようです。
※ 山里倉庫(やまざとそうこ)
この建物は弘化2年(1845)八代藩主伊逹宗城の代に建てられたもので城内調練場(いまの宇和島郵便局付近)の片隅に武器庫として使われたという。
間口29.484メートル(16.21間)、奥行き6.097メートル(3.35間)、建築面積(付属建築含む)228.805平方メートル(69.21坪)。のちになり伊達倉庫株式会社の米倉に使用された。
昭和41年(1966)伊達家から宇和島市に譲渡され、翌42年(1967)8月1日、旧藩時代の建築物として保存するため原型のまま城山郷土館として、ここ藤兵衛丸跡に移築したものである。
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