2017年5月24日水曜日

器の向こうに人がいる

先日、NHKの日曜美術館を見ました。
見るTVの内容も少し変わってきました。
東京国立博物館の特別展「茶の湯」についてでした。
 この番組を見るまでは
茶碗を見ても、
器の形、輝き、色など
見えるものしか見ていませんでした。
 見てもわからないのですが、
 この番組を見て
茶の道具の変遷から
それぞれの名品について 
だれが、いつ、どこで、どのような目的で使ったのか。
とても興味深い話でした。


本館には現在、 千利休が、愛用したといわれている

「青井戸茶碗 銘 緑毛」(大徳寺高桐院蔵)天目茶碗4点


が展示されています。

利休が
この青井戸茶碗で
だれを相手に
どんなもてなしをしたのだろうと
……。 

 
「千利休肖像画 土佐光貞透写」 (個人蔵)
 

 展示品の中には、利休直筆の茶会記があります。

記録には、客、使用された茶器、出された食事などこと細かく書かれており、
客人として輝元、島津義弘、大納言(家康)など見て取ることができます。
 
 
「千利休 茶会記 個人蔵」 



茶会記や茶碗を見ながら
四百年以上も前のことに思いをはせるのもなかなかのものではないでしょうか。
「器の向こうに人がいる」 (NHK 日曜美術館)

 
春の特別展もあとわずかになってきました。

京都国立博物館、大徳寺さらには、個人所有のものまで

大変貴重なものをお借りして6月4日まで展示しております。 

ご来館をお待ちしております。

なお、ハワイ勲章特別展示

(ハワイ王国が来日した折に、8代藩主伊達宗成が応対役を担ったことによりいただいた勲章)

5月30日から6月4日まで行っています。

あわせてご覧ください。

 

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