2011年10月18日火曜日

特別展「縁(えにし)」終了

10月11日よりお借りしていた品物の梱包作業を行った
約一月間であったが、職員は気を遣うことが多く、大変な特別展であった
収穫は他館との交流で、いろんな点での勉強になったこと

旗印の梱包作業
梱包は日通美専車の方々


2011年10月14日金曜日

番外「美沼劇場」

伊達博物館秋の特別展「縁(えにし)」に協力して頂き、9月8日(土)14:00~と19:00~の昼夜2回映画「桜田門外ノ変」を上演していただいた。館長さんを始め、協力していただいた方々にお礼申し上げます。
上演に当たり、映画の見所について5分程度、話をしてもらえないかという依頼を受け、コスモスホールに出かけた。予想を遙かに超える観客の皆さんで一安心した。そのときの挨拶文を掲載する。

【 桜田門外の変案内 】
伊達博物館秋の特別展に協力していただく形で「桜田門外ノ変」上映していただくことになりました。安岡館長さんを始めご尽力いただいた方々にこの場をお借りして深くお礼を申し上げます。
一身に
  責負いまして
      立ちましし
    大老ありてこそ
        開港はなりぬ   井伊文子
琉球王尚家の御子孫で16代彦根藩主井伊直愛(なおよし)に嫁がれた文子様の和歌です。
井伊大老の決断によって今の日本があるという和歌で彦根城内の庭園、玄宮園に石碑があります。歴史において人を描くとき、見方により良きにもなり、悪しきにもなります。この桜田門外ノ変は水戸藩士の目線で描いたもので宇和島大好き人間として知られた作家吉村昭の原作です。映画化するため2億5千万円かけ水戸市内に桜田門を復元しました。
 3月3日大雪の朝、桜田門外ノ変が起こります。このとき井伊大老が駕籠の中で敷いていた敷物と大老を守った侍の刀が現在、伊達博物館特別展で展示中でございます。
 内容は映画を見てのお楽しみと言うことで、最後の場面に注目していただきたいと思います。倒幕のため江戸に進軍した官軍、東征大総督有栖川宮熾仁親王(ありすがわのみや たるひとしんのう)を後ろに先頭を切って、馬上進むのは西郷隆盛と宇和島藩伊達家の林玖十郎です。史実では白毛のかむりと言うことですが、この映画では竹に雀の宇和島笹の陣笠をかぶっています。
 そしてエンディングになります。アランの「悲しみは雪に眠る」が静かに流れます。この場面、お見逃し無く楽しんでください。

2011年10月12日水曜日

茶花

千利休によって確立された茶道は現在まで、いろんな流派によって受け継がれている。博物館も茶道具を展示することが多く、研究しなければならない。茶道の先生に教えていただく機会があり、茶花について面白い話をお聞きした。

茶道家は足腰を鍛えねばならないというもの。つまり床の間に生ける茶花を山野で見つけなければならないというもの。ただ、飾っておくだけではいけないようだ。

茶花については次の項を参考にされたい。

茶花(ちゃばな) とは、茶室に生ける花を云いますが、茶室にも草庵、書院、広間の別があって、これらの各室に生けられた花を茶花と称しますが、普通茶花と云えば草庵式の茶室に生けられた花をいいます。
茶室においては、掛物と花を同時に飾らないのが正式で、両方一緒に飾るのを「双飾り(もろかざり)」といい略式の扱いで、掛物が長い場合は花入は床柱の釘に掛け、横物の場合には花入は下に置きます。
花の入れ方としては、『南方録』に利休の言葉として「花は野にあるやうに」、「小座敷の花は、かならず一色を一枝か二枝、かろくいけたるがよし。勿論、花によりてふわふわといけたるもよけれど、本意は景気をのみ好む心いや也。四畳半にも成りては、花により二色もゆるすべしとぞ。」とあるように「一種二枝」というぎりぎりまで絞り込んだ花を、作為的なものを排しながらも、人手を加えることにより、「花入に入れた花としての自然」を生み、そこに野に咲く花の本質を表現することにより、かえって自然の花の美しさを際立たせるのを本意とします。

天赦園で開催された茶会(手に触れる鑑賞会)


2011年10月11日火曜日

手に触れる鑑賞会

秋の特別展恒例となった「手に触れる鑑賞会」が今年も天赦園で開催された。
特別展と関連がある大名家や品物を展示するのは勿論のことながら身近に見ることができ触れ、鑑賞できることはすばらしい。
お茶の世界を身近に感じることができ、評価は高く、今年も定員以上の方々に楽しんでいただいた。


天赦園「潜淵館」の床の間


2011年10月4日火曜日

ひこにゃんイベント

伊達博物館特別展「縁(えにし)」のため特別参加してもらった
日本一のゆるキャラ「ひこにゃん」
朝一番に来られた方は広島から
ひこにゃんの追っかけは日本中至る所にいるとか
天衝脇立もりりしく、招き猫とは思えないりりしさである



宇和島城ご案内

定刻9:00に桑折家(宇和島藩家老)長屋門前で待っていた廣瀬学芸員
宇和島城に関しての説明は彼に勝るものは居ない
名刺交換後、御案内に出発する



天赦園ご案内

到着後、慌ただしかったが、時間調整のため天赦園をご案内することとなった

国指定名勝「天赦園」

回遊式庭園で7代宗紀公が7年の歳月を費やして築く
借景は宇和島の後ろにそびえる鬼ヶ城


井伊直岳様を迎えて



宇和島城(別名「鶴島城」)

予定ではゆっくりしていただくはずだったのですが、慌ただしい日程になり、恐縮しました。笑顔を絶やさず、心配りをしていただいたことに感謝いたします。これからも宇和島藩伊達家とのご親戚付き合いは勿論のこと、博物館同士でも協力できることを祈念致します。

日程
10月1日(土) 13:43 JR宇和島駅お迎え
14:00 天赦園ご案内

15:00 竜華山等覚寺秀宗墓所参拝
16:00 金剛山大隆寺亀姫墓所参拝
本堂にて亀姫位牌参拝
18:00 宇和島市・伊達文化保存会による歓迎会
10月2日(日)  9:00 宇和島城ご案内
10:50 伊達博物館ご案内
11:30 天赦園にてひこにゃんイベント参加
12:00 「さがの」にて昼食
13:10 「きさいや広場」ご案内
13:55 JR宇和島駅より彦根市役所職員とともに彦根へ 

2011年10月3日月曜日

井伊家御当主直岳様来宇!

伊達博物館秋の特別展「縁(えにし)」にあわせ、彦根藩井伊家18代当主井伊直岳様をお招きしました。宇和島藩抱けてとのつながりは、初代直政公の娘亀姫様が秀宗に嫁いだことによるものです。宇和島城が見える竜華山等覚寺の秀宗の墓にお参りされる直岳様


2011年9月29日木曜日

天赦園 秋

特別展で忙しい中、打ち合わせがあり天赦園を訪れた
1,2日はひこにゃんのイベントのため多くの子どもたちが来園する
担当の方たちの苦労
お茶会やひこにゃんのイベントが成功するよう芝刈りや選定、庭園整備をされている


天赦園から宇和島城

天赦園は7代宗紀公が7年の歳月を費やし構築した回遊式庭園
隠居した後もこの天赦園で書三昧で養子宗城、我が子宗徳の相談役として活躍した
我が国唯一の百歳大名


2011年9月25日日曜日

伊達家墓所清掃

縁(えにし)

9月22日17:30宇和島市野川の金剛山大隆寺と龍華山等覚寺に多くの人が集まった。
総勢160人とか(9月25日愛媛新聞より)
この集まりの企画者は宇和島市「無名会」の方々
宇和島のため何かをしようという会の趣旨に沿って定期的に伊達家の墓所の清掃を行っている
ほかの活動もされているが略する
この場所は金剛山大隆寺山門前で、主に南予庁舎の方々と市民の有志の方々

2011年9月24日土曜日

特別展記念イベント


ひこにゃん来宇!

日本一のゆるキャラ「ひこにゃん」が宇和島市天赦園に来ます
伊達博物館秋の特別展記念イベントとして出陣します
時間設定がありますので、この時間以外では見ることができません
他の時間帯ではほかの場所で出陣するのです

期日:平成23年10月2日(日)
場所:天赦園芝生広場
出陣時間:第一回 10:00~10:25
第2回 11:30~11:55

南予地方のゆるキャラクターも集合します

なんにゃんちゃん、もーに-くん、もーにーちゃん、にゃんよ

イベント時間は10:00~12:00です
なお、駐車場は天赦公園か博物館横の市営駐車場をご利用ください

写真は彦根城広場に出陣した「ひこにゃん」



国宝「彦根屏風」入れ替え

「彦根屏風」撤去

展示期間13日

愛媛日本通美術専門車の方2名16:00着待機
国宝「彦根屏風」撤去は16:50

2011年9月23日金曜日

出前授業・迎え授業

国宝見学

出前授業は3年目を迎えている。小学校だけでなく、今年度は中学校にも出向いた。
今回の特別展では、出前授業を実施した学校が、生の博物館を見るため訪れてくれた。
最初、ざわついていたが、彦根城博物館の大名道具の説明を学芸員より受けると静かになった。
歴史的価値のあるものを目の前で見聞きし、感動を覚えたに違いない。
おそらく、この児童たちが「国宝 彦根屏風」見る機会は将来においても少ないだろう。
今回の「迎え授業」はその点に於いても大成功であった。

今後、宇和島の歴史を辿り、郷土を理解し、郷土を愛する子どもたちの育成に力を注ぎたい


2011年9月22日木曜日

テレビ収録風景

9月14日(水)愛媛朝日テレビ「えひめのミカタ」の番組収録が伊達博物館第一展示室で行われました。この番組は10月3日(月)に放映されます・その収録予定は
 
14:00宇和島城紹介映像収録
15:00宇和島城インタビュー収録
16:00DATE博物館インタビュー収録
16:30DATE博物館紹介映像

ちょうど閉館の時間でゆっくりと撮影でき安心しました。石橋寛久市長さんのインタビューでは、「これからも宇和島市としては伊達文化を中核に据え大事にしたい。」という力強いコメントがあり、頼もしく感じました。NGなし、一発OK!



2011年9月18日日曜日

ギャラリートーク

試み

伊達博物館には伊達博物館協議会がある。この組織は博物館運営に関するご意見を聞く場でもあり、少しでも博物館事業を活性化するためにもうけられている。様々な諸事情があり、一昨年より再編された。その中でお客さんに喜んでいただく企画、ギャラリートークが始まった。

今年はロービーで行うより、実際に道具類の前で説明する方がわかりやすいということから館内をご案内しながら説明することにした。手狭な人数のため、土日祝祭日のみ、14:00から実施している。興味があるところのみの方も居られるし、最初から最後まで深く聞き入り、質問される方も居られる。やはり、対面説明はコミュニケーションの根本と思う次第である。


井伊家2代当主直孝所用甲冑と井伊家旗印


2011年9月17日土曜日

縁(えにし)_記念講演会

記念講演

博物館としては、初めての試みで「秋の特別展」に併せ。特別講演会を開催した。この講演会は主催者だけでなく、宇和島歴史文化研究会の方々に協力していただいた。この場を借りて感謝申し上げます。なお、当日の参加者は120名余で大変好評でした。

1 期日 平成23年9月10日 10:00~
2 場所 宇和島市総合福祉センター
3 講演 「井伊家伝来大名道具と彦根屏風」 彦根城博物館髙木文恵学芸史料課長補佐
      「井伊直弼・伊達宗紀密談始末記」 愛媛県歴史文化博物館藤田正学芸課長
4 主催 宇和島市・公益財団法人伊達文化保存会
  協力 彦根城博物館・愛媛県歴史文化博物館・宇和島歴史文化研究会


2011年9月16日金曜日

縁(えにし)_展示会場

右手は関ヶ原合戦図(第一展示室)
正面は伊達家の日の丸の旗印、井伊家の旗印


2011年9月13日火曜日

縁(えにし)_開会行事

開会行事

マスコミ関係者の方々をいれて60名近くの方に参加いただいた

会に先立ち、東北大震災で亡くなられた方のため、黙祷を捧げる


2011年9月12日月曜日

展示替え9月7,8日

常設展のものを出し終わり、7日、8日と関西日通のかた、愛媛日通の方による彦根城の名品を展示する。6日は無理をし、片付けに時間が掛かった。検品した学芸員と日通の方とがペアで展示していく。ハイケースのものは「変わり兜」


入り口前のハイケース


2011年9月10日土曜日

展示替え(9月6日)

秋の特別展の展示替えが始まった
最初の仕事として「佳姫さまの御駕籠」を収蔵庫に収納する作業。人数がいることから文化課長さんを始め、本庁の学芸員、財団のかた総出で作業をする。感謝!

ここには畳を敷き、彦根城博物館の「関ヶ原合戦図」と「馬印」を展示する。


2011年8月27日土曜日

宇和島藩伊達家

新しく出版された「宇和島藩」の紹介と宇和島藩の歴史を知るのに最適な本を紹介しよう。
歴史の本は難しすぎて取り付きにくいという方がいます。この二冊の本は読みやすく、また歴史に忠実で宇和島の歴史について学習するのに最適である。

☆ 「 宇和島物語 大君の疑わしい友 」 著作 谷 有二 1986年 株式会社未來社


☆ 「 シリーズ藩物語 宇和島藩 」 著作 宇神 幸男 2011年 現代書館


切手シート贈呈式

切手シートシリーズ
武具編の贈呈式が行われた

シリーズ第一は天赦園で行われたが、今回は伊達博物館で・・・
人気シリーズで第一シリーズは売り出してすぐに完売!

2011年8月25日木曜日

説明版

博物館前の道路に大きな柳の木がある。その下に古くなった説明版があった。字も薄れ読みにくいためと柱の鉄柱が腐って新規にやり直した。今回はこの市道(昔の偕楽園内)にあった西郷隆盛・伊達宗城の会見の松の説明も付け加えた。

古い説明版

2011年8月21日日曜日

搬入作業完了

日通美術専門車到着

学芸員二人とともに彦根城博物館を午前中出発し、延々と高速道を走り、宇和島に19日19時20分到着。空調の効いた4トン車。特別展のため4日間、彦根城博物館で検品作業、梱包作業をしてやっと到着、ご苦労様でした。

2011年8月12日金曜日

愛媛県立歴史文化博物館

秋の特別展のお願いに愛媛県立歴史文化博物館を訪れた。夏休みで特別展「昭和子ども図鑑」も開催され盛況であった。エスカレータで上がり、エントランスに入って驚いた。宇和島城が・・・

段ボールによる宇和島城の模型が精巧にできている。写真で楽しんでください。

愛媛県立歴史文化博物館玄関

2011年8月5日金曜日

和霊様

山家清兵衛屋敷跡
丸之内和霊神社
ここは大手門から堀(現在の国道56号線)を渡り、城内の一郭である
そこに山家清兵衛の屋敷があった


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2011年8月1日月曜日

山家忌(おたまやさま)

金剛山大隆寺

西の谷にはおたまやさんといい宇和島の人たちに親しまれている山家清兵衛廟が建っている。忠臣、山家清兵衛と宇和島藩領の民百姓から親しまれてきた人物である。清兵衛の暗殺には諸説あるが、現在では秀宗の上意討ちと決定づけられている。しかし、勧善懲悪を好む人も多く、悪家老の登場説も根強い。東の谷には伊達家歴代の当主の墓が祀られている。





2011年7月29日金曜日

博物館協会

博物館と名前が付く館は数多いけれど博物館法を満足させている館は少ない。日本ではその博物館の組織化を行っている。縦の組織としては「愛媛県博物館協会」「四国博物館協会」「日本博物館協会」である。それとは別に「西日本博物館協会」という組織もある。

7月、8月の月はその総会が行われる。県博物館協会は「愛媛県立美術館」で15日に総会が行われた。四国地区に関しては「香川県立ミュージアム」で21日、22日の両日開催された。議題は両者とも行事報告、決算報告、行事計画、予算審議である。その後、講演会がもたれる

愛媛県では、三浦アートヴィレッジの寺村尚起ゼネラルマネージャーさんが講演された。故三浦保氏が作られた美術館であり、地域に親しまれるものにしたいとのこと。悩みは知名度がまだまだということ。


忙しさを楽しもう
三浦保氏の今週の言葉より


2011年7月22日金曜日

山家清兵衛公頼

21日より29日まで「山家清兵衛」公の甲冑と佩刀を特別展示します。個人お持ちの方のご厚意で3年前より実施しています。

伝 山家清兵衛所用甲冑


宇和島市では「和霊さん」の愛称で知られている山家清兵衛は最上の出身、伊達政宗に仕え、その知力は計り知れないと言われていました。長男秀宗が宇和島10万石に配置された折、政宗は重臣57名(伊達57騎)を秀宗のため、付けてやります。その中でも政宗の「覚え」に記載されている家老職「山家」、「桜田」、「志賀」は有名です。

伊達家五代藩主村候による山家清兵衛の肖像画


山家家の家紋は「対(むか)い波」と「釘抜き」

対い波紋
釘抜き紋

対い波紋は肖像画の陣幕に描かれている
釘抜き紋は和霊大祭の時に氏子たちが着る法被の背に描かれている

宇和島騒動(詳細は別項で)の後伊達家では、山家清兵衛公を祀るため「和霊神社」を建立します。その祭りが23,24日で走り込みで有名です。しかし、最近では「牛鬼まつり」と名前を変え、本来の祭りの意義が薄れているような気がしないでもありません。

山家清兵衛の暗殺は、旧暦6月の晦日となっています。菩提寺の金剛山大隆寺では7月29日を命日としてお祭りをしています。当日、本堂では宇和島騒動の挿絵が屏風に張られ、物語としても楽しめます。宇和島人としては是非参拝を・・・

2011年7月15日金曜日

出前授業

最初、宇和島歴史文化研究会の方たちと計画したときは「出前講座」でした。講座と言うには、おこがましい気がして「授業」となりました。始めて4年が経過しました。参加校や参加人数も増えています。

目的は、子どもたちの歴史離れを危惧された方たちの意見を取り入れ、気軽に呼んでいただき、授業をすること。そのため小学校の授業時間に合わせ45分間の授業としました。また、公益財団法人宇和島立て文化保存会のご協力で、資料等は本物を使い、目の前で見せることにより、興味関心がより高くなっています。

形態は様々ですが、全校児童対象の学校もありました。5,6年対象の学校が多かったと思います。内容的には徐々に増やし、現在のところ「幕末の宇和島藩」「宇和島藩の歴史」「宇和島藩の参勤交代」「吉田藩おかけやについて」となっています。

昨日で前半が終わり、後半は秋の特別展終了後の11月となっています。子どもたちの生き生きとした眼、分からないことについての質問など積極的で、「出前授業の」すばらしさが、強く残っています。

2011年7月7日木曜日

満開の藤?

7月7日七夕の日に・・・
『寛政重修諸家譜』によれば、伊達氏はもともと藤原氏の流れだが、文治5年(1189)、源頼朝が奥州の藤原泰衡を征伐したとき、藤原鎌足を初代とした17代目の朝宗(伊達氏の祖)がこれに従って戦功があり、奥州伊達郡(現福島県伊達市)を与えられて以後、伊達氏と名乗ったという。

宇和島藩伊達家も当然、藤原の流れであり、その名前を大事にした。伊達家の御殿の庭(偕楽園)には藤の花が植えられ大切に育てられている。また七代宗紀公は天赦園を造営するとき、家紋の「竹に雀」にちなんだ「竹」と藤原の末裔ということで「藤」を植栽している。

藤の花は5月の大型連休に咲いているのが普通だが、今年は一昨日から咲き始め、二度目の満開を迎えた。季節感の喪失からかもしれない。

伊達博物館偕楽園の野田藤


2011年7月5日火曜日

平成23年度秋の特別展「彦根藩井伊家と宇和島藩伊達家」

彦根市、彦根城博物館、井伊家のご協力の下、秋の特別展の詳細が決まりました。旧大名家では彦根藩の名宝は数多く残され、中には国宝、重文も数限りなくあります。秋の特別展にはご厚意によって、その中でも選りすぐりのものをお借りすることができるようになりました。ポスター、パンフレットも出来上がっていますので、どこかでお目にとまるかもしれません。

1 日程          平成23年9月 9日(金)~10月10日(月)
開会式式典            9月 9日(金) 9:00~9:30

2 特別講演会      平成23年9月10日(土) 10:00~12:00

場所          宇和島市総合福祉センター 入場無料
※ 駐車場は宇和島市総合体育館駐車場

開会の挨拶                      10:00~10:20
講演                           10:20~12:00
彦根城博物館学芸史料課長補佐 髙木 文恵氏
愛媛県歴史文化博物館学芸課長 藤田 正氏

3 「ひこにゃん」宇和島に来る!
平成23年10月 2日(日) 天赦園
出陣時間     10:00~10:25  11:30~11:55

4 国宝「彦根屏風」の展示期間
平成23年9月9日(金)~9月23日(金)

5 ギャラリートーク    期間中 土日祝祭日 14:00~ 当館学芸員による

※ 期間中の休館日 9月12日(月)、20日(火)、26日(月)、10月3日(月)




2011年7月1日金曜日

観光宣伝隊

宇和島市観光宣伝隊出発式
平成23年7月1日宇和島市役所を出発し、挨拶回り
午後、宇和島市立伊達博物館に到着
隊員8名の挨拶を受ける


2011年6月19日日曜日

後期展開始

後期展(6月18日~12月25日)が始まりました。展示替えは初めて4日間の日程でした。甲冑の移動と秋の特別展「縁(えにし)」を想定した並び替えが要因でした。特別展の搬入にかかる手間を省くための配置はいろいろと工夫されています。

後期展開始の日は高速道路割引1,000円、無料社会実験の最終日。雨にもかかわらず予想以上の入館者でした。目的を持ってこられた方、新しい展示に目を見張る方も多くいました。口をそろえて言われるのは「宇和島にこんな大名道具類が多く残っているとは!」という驚きの声でした。博物館としては、まだまだ宣伝不足の感が改めてしました。

平成23年度後期常設展 「大名家のコレクション ~お殿様の集めたもの~」

第一展示室 幕末の宇和島伊達家 7代宗紀と8代宗城
第二展示室 唐人図
第三展示室 書院飾り
第四展示室 企画展示 志賀家展

2011年6月12日日曜日

国宝彦根城

秋の特別展のご協力に対して彦根城博物館にご挨拶に伺った。2日間であったが、非常に好意的に接していただき恐縮した。国宝の彦根城もお忙しい中、御案内いただき感謝に堪えない。ご厚意に甘えることなく、秋の特別展を成功させねばと改めて思った。

彦根城はもともと五層だったものを三層にし、移築されたとか。歴史をお聞きすると400年の流れが身近に感じる。それにしても佐和山城が目と鼻の先にあるとは驚きであった。

国宝「彦根城」


2011年6月5日日曜日

2代公伊達宗利には3人のお姫様(三保、豊、光)しか子どもがなく、3代には仙台藩伊達家より宗贇公が養子に入られている。光姫は京極家に、豊姫は真田家(更埴市、現千曲市)に嫁いでいる。

このあんずの始まりは元禄時代、豊姫が、松代藩主・真田幸道候に輿入れする際、故郷の春を忘れじとしてあんずの苗木を取り寄せたものが始まりといわれている。昔は漢方薬としてあんずが重宝され、当時の松代藩が森村、倉科村に栽培を奨励し、普及して現在のあんずの里になったという。市内の森、倉科地区は、「一目十万本日本一のあんずの里」として知られてる。4月には「あんず祭り」「豊姫祭り」でも名高い。

その真田家のある更埴市(現千曲市)と宇和島市は友好姉妹都市の締結をしている。つまり伊達家つながりである。この更埴市の方々が来宇されたおり、杏の木はどこにあるのか探された。当時、宇和島には杏はなかった。それではということで杏の苗木を送っていただいた。それが伊達博物館偕楽園と天赦園にある杏の木である。「里帰りの杏」

天赦園の杏


2011年5月26日木曜日

ネットワーク

この季節になると純白の花を付ける泰山木。もともとは中国原産とか。
この博物館を37年に渡り見続けてきた大木。
この花が散ると梅雨を迎える。

先日、嬉しい便りがもたらされた。ある町の美術館の学芸員さん、突然の来館。
ちょうど、伊達家の御当主が来館され、退館される所だったので紹介し、そのあと暫く懇談した。
博物館のブログを見ているとか。
「秋の特別展のポスター」のできあがりが早いとお褒めの言葉が・・・
見ていてくださる方はいる、と思わず嬉しくなった。
また、宇和島城 城山を守る会 「大目付日記」にも伊達博通信の紹介をしていただいた。


これがネットワークと言わないで、なんと言おうか?
インターネットではWebという。Webとは蜘蛛の巣・・・
張り巡らされた糸のごとく、これからいろんな施設や博物館、美術館に広げていけたらいいな!

陽光に輝く泰山木の花


2011年5月23日月曜日

調査・研修

2月24日の読売新聞朝刊の記事を読み、高知県立歴史民俗資料館を訪れました。
「政宗消息」の軸(元は書面)を快く見せていただいた関係者の皆様に感謝。

この軸は寄贈したいただいたものの中にあったそうです。
まさかと思い調査を仙台に依頼。
仙台市博物館学芸員さん、元仙台市博物館佐藤館長さんの「間違いない。」の報告で驚きと感動。
内容は本多正純に家康様にお取り次ぎをとの依頼状。
そして政宗は二条城で会見の後、大坂冬の陣に親子で参陣。
その手柄により、長男秀宗には宇和島十万石が与えられた。

公益財団法人宇和島伊達文化保存会蔵の政宗「覚」(1614年)の紙質、字体は同じもの。
花押については政宗は数十種類使用しているので別の種類のものでした。
「仙台藩の跡取りはまかり成らぬ。」と言われた長男秀宗を思う親心からの依頼状。
それによって宇和島藩伊達家十万石の城主に・・・
そして「覚」(五箇条の戒め)に繋がる。
なにか親子の情愛のストーリーが描けます。

現在、宇和島市はこの繋がりで仙台市、大崎市、北海道当別町と姉妹友好都市。
今回の被災に対して何か協力できることがあればと現在、模索中です。
 

2011年5月6日金曜日

秋の特別展

恒例となった伊達博物館「秋の特別展」の詳細ができました。今年は初代伊達秀宗の正室「亀姫」の彦根藩井伊家の名宝をお借りして開催します。順次ブログ情報としてアップしたいと思っています。まずはポスターから・・・

2011年4月28日木曜日

高野長英顕彰施設

4月28日新町の高野長英の隠れ家敷地内で高野長英顕彰施設オープニングセレモニーが開催された。石橋寛久宇和島市長挨拶の後、テープカットを行い、酒井設計事務所長さんの建築物に関する説明がなされた。

オープニングセレモニーテープカット


2011年4月26日火曜日

記事表示の変更

Bloggerのブログは記事を書くのに長々と書き連ねていくようなテンプレートでした。最近になって「もっと読む >>」というアイコンが追加され、表示が非常にコンパクト化できるように改善されました。当ブログもそれに従って編集し直しし、採用しました。訪れる皆様方、興味がわきましたら是非「もっと読む >>」クリックをお願いします。

2011年4月24日日曜日

取材

常設展の開始や企画展、特別展などテレビ、新聞などの取材がよく入る。飛び込みで特集などの依頼も多い。そのたび「公益財団法人伊達文化保存会」と協議しながら受けるようにしている。

この度の企画展「志賀家展」では地元のUCAT(宇和島ケーブルテレビの取材を受けた。撮影の合間に学芸員に内容などについての質問も・・・

今回は2名の取材


2011年4月10日日曜日

新しい試み

4月、5月、6月の第二、第四の日曜日に天赦園に於いて呈茶の催し物が開催される。今日はその一回目である。主催は宇和島伊達文化保存会と淡交会宇和島支部である。

この行事は、宇和島市の活性化のため、宇和島城、伊達博物館、天赦園と歴史を中心とした催しの試みの一つである。

                          天赦園呈茶ご案内

 

2011年4月4日月曜日

毎歳忌

金剛山に於いて平成23年3月29日(火)11:00~毎歳忌が開催された。開山大室和尚の供養を大本山より霊雲院則竹秀南老大師をお迎えして執り行われた。呈茶は鎮信流宗家のお点前により厳粛に行われた。また宇和島近辺より、吉田大乗寺の御老師をはじめ臨済宗妙心寺派のご住職が参加され盛大であった。
そのあと、京都の精進料理のお田長の食事、そして鎮信流のお茶をご馳走になり散会した。
すべて初めてのことであったが、勉強にもなり、いろんな方との交流にもなり楽しむことができた。

金剛山大隆寺本堂
(扁額は隠元老大師筆と言われている。)