いやし博2012 伊達博物館春期展 「政宗と秀宗」 -序章-
第一展示室
このメインテーマの底には大きなテーマが隠されている。それは父と子の親子関係、絆と言っても良い。第一展示室の入ってすぐ横の固定ケースは「秀吉の伏見城」を表している。展示物は「伏見御殿屏風」「秀頼の和歌」(貴重なもの)「秀吉画像」(国の重要文化財)、秀吉拝領の広蓋(2つ)。つまり秀吉と秀頼の親子関係。
入って正面の固定ケースは「岩出山から仙台」を表している。政宗の金茶糸威五枚胴具足と秀宗の紫糸威二枚胴具足、そして昭和49年開館以来、初展示となる秀頼拝領の「白梵天」(組み立て済みのもの)、これも初展示となる、政宗書と言われている武将「木村重成」の絵画と説明の大きな軸3幅。ここは政宗と秀宗の親子関係。
向かい合わせの固定ケースで秀吉の人質となり、猶子となった秀宗と秀吉の親子関係。この3組の親子関係を示している。
第二展示室
父政宗が愛する庶子でありながら長男の秀宗に対する愛情を示す道具類、書簡が・・・代表的なものは、宇和島入府の折、付けてきた武将「伊達57騎」の展示。そして戒めの手紙「覚」、「浪費の戒」など。銘木「柴舟」、「茄子の茶入れ」、政宗や義母の愛姫からもらった「茶壺」など、見所は限りない。
第三展示室
仙台から伝えられたものを中心に展示。特に嫁入り道具など珍しいものがある。仙台藩、宇和島藩の共通な珍しい家紋、「雪に薄紋」、別名「雪輪紋」(女紋であろうか?)を使用している道具も展示している。
第四展示室
企画展で「松根東洋城」の軸を中心に、俳句誌「渋柿」創刊号などを展示。
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