博物館では資料の提供を求められることが多い。
洋泉社発行の洋泉社MOOK「江戸の理系力」という雑誌に情報を提供した。
宇和島藩伊達家で理系力と言えば、この人「前原巧山」である。
この本の最初には、この秋に公開される映画「天地明察」について書かれている。
原作は言わずと知れた今年度「本屋大賞」の冲方丁(うぶかたとう)氏。
監督は滝田洋二郎氏
星を追い続けた男の真剣勝負-それは日本初の暦をつくること
この本のその他の内容も非常に面白い。
よくまあ、これだけ集め、調べたものだと感心する。
前原巧山
その中に町人から蒸気船を造った功績で武士になった「前原巧山」について書かれている。
著作権の問題もあるので不鮮明だが、興味のある方は本の購入をされたい。
最近、なぜか前原巧山に関しての問い合わせが多い。
歴史的な面での日本の技術力の検証だろうか?
戦後、技術力の向上を狙って教育、産業、政治など推進してきたが、陰りが見えはじめている。
つまり、他国の技術力の推進がめざましく、日本では失速感ある。
そのための原点回帰と捉えることは無理があるか?
2 件のコメント:
伊達の黒船のように、主人公がはっきりしないようなものでなく、人間嘉蔵に視点を当てたサクセスストーリーにした物語が欲しいものです。
宇和島や八幡浜が元気になるような・・・
伊達博友の会 様
嘉蔵を主人公にして書けば良いのですが、資料無しで書くとなると至難の業です。しかし、制約がない分だけ自由の書くことができ、人間「嘉蔵」が描けるかも知れませんね。フィクション「前原巧山」です。挫折もあり、成功もあり・・・残るはロマンスでしょうか?友の会様、是非、筆を執ってください。
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