伊達政宗甲冑倚像梱包作業
作業は日通美術専門員と瑞巌寺学芸課長
最近では素手で触ることも多いようだが、手の脂を漆芸品は嫌うため白手袋で作業する。
細かい作業は素手による。
台座から持ち上げる。
この作業で一番気を遣うところである。
木枠に乗せ、薄葉紙、綿入りの布団で包む。
固定するため包帯、さらしが使われる。
倚像本体を段ボールに詰めたところである。
瑞巌寺から出るときの梱包は10時間ほどかかったという。
今回はその半分で済んだ。
そのわけは、道具、木枠、格段ボールなど製作してあり、準備作業の省略による。
続いて黒漆五枚胴具足の梱包
兜から外し、胴にかかっているところ。
このように各部品に薄葉紙を巻き、丁寧に縛っている。
各部、細かな所まで気を遣い、梱包作業は続く。
梱包は日通美術専門員の方々と仙台市博の学芸員さん。
2 件のコメント:
安座時同様、遷座時の、まさに関係者以外は見ることができない貴重な作業風景を公開頂き返す返す有難うございます!
五枚胴具足も滅多に見れない角度からの写真を拝見でき嬉しく思います。
恥ずかしながらレプリカを所持していますので、梱包時の参考にもさせて頂きます。
今回の特別展『政宗見参!』は不躾ながら私的にも実に充実していて、大変勉強になりました。
また、益々、政宗公をはじめとする仙台伊達家、宇和島伊達家の歴史と伝統・文化・風土に魅了されました。
今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。
伊左大夫 様
瑞巌寺の方々が倚像を350年前より大切にお祭りしている様子を眼前にし、貸して頂いたことに対して深く感謝した次第です。
仙台同様、宇和島伊達家をよろしくお願い致します。
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