長寿大名として名の知られる宇和島伊達家7代藩主宗紀(むねただ)。100年(公式記録)という長い年月を生きる中、政治家として敏腕をふるう一方、趣味の世界でも遺憾なく才能を発揮しました。本展示会では、伊達家に伝来する宗紀所用の品やその人柄が偲ばれる品、また正室 観(みよ)姫の実家である佐賀鍋島家にちなむ華やかな品など、1世紀を生き抜いた長寿大名ゆかりの品を一挙に公開します。多数の皆様の来館をお待ちしております。
休 館 日 : 月曜日 ※月曜日が祝祭日の場合は月曜開館、火曜日休館
展示替日: 平成25年6月18日(火)~20日(木)/12月26日(木)~28日(土)
(上記期日は展示入れ替え作業のため臨時休館します。)
※ 期間中、特別展『 結(ゆい)の華(はな)-佐賀鍋島家と宇和島伊達家 の幕末・明治-』
9月6日(金)~10月14日(月)開催による展示替えのため、9月3日(火)~5日(木)・10月16日(水)~18日(金)は臨時休館日。
※ 特別展期間中は展示内容が異なります。
※ 特別展期間中は展示内容が異なります。
パンフレット表面
来館される方に「わかりやすい」「新しいもの」を展示していることが伝わるよう、展示名をつけています。 |
今年前半の「武器・武具展」にかわって、宇和島伊達家第7代伊達宗紀(むねただ)候の業績に関する展示を行います。 天赦園(てんしゃえん)を作った大名として、また第8代伊達宗城(むねなり)候、第9代伊達宗徳(むねえ)候と続く、幕末の宇和島藩の名を全国にとどろかせた名君として知られています。
宗紀百歳祝集合写真(公益財団法人宇和島伊達文化保存会蔵)
扁額「楽春」(宗紀)筆 (公益財団法人宇和島伊達文化保存会蔵)
(展示内容について)
第1展示室(宗紀と筆)
能筆家として知られる宗紀直筆の書や愛用の文房具類に加え、その精神世界を彷彿とさせる品を紹介します。
第2展示室(宗紀の春)
正室観(みよ)姫の実家である佐賀鍋島家にちなむ華やかな品を紹介します。伊達家に伝来する鍋島家の家紋・杏葉紋(ぎょうようもん)の付された調度品や佐賀ゆかりの品など大名家ならではの婚礼調度品を中心とした展示です。
第3展示室(福寿、宗紀)
宗紀の長寿祝いの品などを紹介します。明治22年に開かれた百歳祝いの様子、隠居後余生を過ごした天赦園の様子や宗紀自作による作品も併せて公開します。
また、今回は第3展示室内において、修復作業を終えた「東海道五十三次蒔絵組盃」を特別公開します。現代の蒔絵職人による洗練された技巧の成果をご覧いただけます。
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