伊達博物館では、来る 9月6日(金)~10月14日(月) の期間、恒例の秋の特別展を開催します。
今回は 「結(ゆい)の華 -佐賀鍋島家と宇和島伊達家の幕末・明治- 」 と題して、宇和島伊達家と関係の深い佐賀鍋島家から、華やかな調度・衣装類や武器、武具などをお借りして展示を行います。幕末から明治期にかけ、我が国の近代化の先駆となった両藩の活躍の一端をご覧いただけるものと思います。多数の皆様のご来館をお待ち申し上げます。
※ 特別展初日9月6日(金)は、開会行事実施のため午前10時開館となりますのでご了承ください。
展示期間:平成25年9月6日(金)~10月14日(月)
休 館 日:月曜日 ※月曜日が祝祭日の場合は月曜開館、火曜日休館
展示替日:平成25年9月3日(火)~5日(木)/10月16日(水)~18日(金)
上記期日は展示替作業のため臨時休館
展示内容
佐賀鍋島家と宇和島伊達家との縁は深く、江戸時代には3組の縁談が結ばれている[5代村候(護姫)、7代宗紀(観姫)、8代宗城(猶姫)]。また、両家とも明治期には侯爵となり、江戸から明治を通して活躍した大名華族である。
これらの縁から、本展示では両家に伝わる大名家ならではの婚礼調度品、幕末期を中心とした大砲などの西洋軍事や両家の親交が伺われる品を紹介する。
今回は特に、従来当館では公開する機会の少ない侯爵家ゆかりの華やかな品も公開する。
第1展示室 -大名華族- 侯爵家ゆかりの品、天賜品
鍋島家:11代直大とその夫人栄子を中心とした明治天皇ゆかりの品
永田町鍋島邸西洋館(関東大震災により崩落)を飾った品 など
伊達家:8代宗城所用の天皇ゆかりの品 など
第2展示室 -婚礼の華- 婚礼にまつわる調度品
伊達家:鍋島家の家紋・杏葉紋蒔絵調度品
伊達家7代宗紀・観姫所用の品 など
鍋島家:観姫越し入れ時の記録のほか、九曜紋蒔絵調度(鍋島家7代重茂に嫁した源姫〈仙台伊達家6代宗村女〉所用と考えられる) など
第3展示室 -幕末の華- 幕末の殖産興業品
鍋島家:10代直正ゆかりの品、鍋島藩祖直茂・鍋島初代勝茂の品
伊達家:8代宗城所用の品
殖産興業:鍋島ブランド(鍋島更紗、鍋島段通、鍋島藩窯)
西洋軍事(蒸気・大砲鋳造に関する品)関連の品など
0 件のコメント:
コメントを投稿