1月4日(日)より平成27年前期展『宇和島伊達家はじまりの物語』
を開始します。大勢の皆様のお越しをお待ち申し上げます。
2015年は宇和島に伊達家が初入国してからちょうど400年という節目
の年でもあります。藩祖秀宗を主人公に見立て、幼少時から藩主としての治
世までをストーリー仕立てに紹介していきます。加えて、伊達家の名品の中
からは詩歌管弦、囲碁将棋、香道具などの娯楽や遊びにまつわる道具を中心
に雅な大名家の暮らしぶりを伝えていきます。
1 期間:平成27年1月4日(日)~6月14日(日)
2 展示内容
第1展示室 「秀宗の生立ちから宇和島初入国まで」
戦国武将伊達政宗の長男として生まれた秀宗。豊臣家の人質として暮らした京都での幼少期の資料や、大坂冬の陣後に秀宗が宇和郡10万石を拝領した経緯を記した資料を中心に紹介します。また藩祖秀宗が宇和島に初入国する際に、父政宗から送られた藩主としての心構えを説いたや、宇和島までの道中を気遣う様子がつづられた手紙など、藩主となる息子に対する政宗の心遣いがしのばれる資料も紹介します。
第2展示室 「秀宗の治世、藩主としての務めと教養の深さ」
1615年より、秀宗は藩主としての手腕を奮っていきます。ここでは、徳川将軍家から拝領した資料を中心に、朝廷との交流も伺える資料を紹介します。加えて政宗が秀宗に藩主として学問などの教養も身につけるよう説いており、その様子を伺うことのできる秀宗の和歌や政宗からの書状も紹介し、宇和島に来てからの政宗と秀宗の交流の様子も伝えていきます。
第3展示室 「伊達家の娯楽」
宇和島伊達家には特に近世蒔絵の調度が多く伝来しますが、その中から詩歌管弦、囲碁・将棋・香道具などの娯楽や遊びなどに使用する資料やおひな様などの年中行事にまつわる資料などにスポットを当て、大名家の雅な生活の一場面を紹介します。
※会期中「宇和島伊達400年祭」の「春・秋の特別展」、「夏の企画展」を開催します。その間は展示内容が一部変更になります。
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