藍白地黄返小桜染革威鎧
(公財)宇和島伊達文化保存会蔵
平成27年1月4日(日)より開館いたします。
平成27年前期展
「宇和島伊達家 はじまりの物語」
昨年同様、今年もよろしくお願いいたします。
※ 藍白地黄返小桜染革威鎧 伊達宗紀所用 1領 (宇和島市指定有形文化財)
宇和島藩第7代宗紀(むねただ、1792~1889)の所用である。春日大社に奉納されている御神宝とされる鎧(鎌倉時代作「赤糸威鎧」、現在は国宝である)を模本として、天保10年(1839)徳川将軍家お抱え甲冑師岩井の手によってつくられたものである。このため、別名を春日野鎧(かすがのよろい)と称されている。竹に雀の装飾金物を打っている。兜は宗永の作になると伝えられる。この二十二間星兜鉢には前立として、大鍬方を使用し、その中央の祓立(はらいだて)に瓢箪をひとつかざしている。瓢は秀吉の馬印(うまじるし)とされている千成瓢の一つを入手したものと記録されている。祓立には「春日」の文字が見える。
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