数年前に美術専門車のことを書きましたが、改めて取り上げたいと思います。
現在、業者さんはいくつあるのかわかりませんが、伊達博物館では相手様のことを考え、「日本通運株式会社」にお願いしています。
今回の旅は、お借りしていたものを返しに行く旅とお借りする旅になります。大坂、京都、金沢の長期に旅となりました。この旅は、ただの観光旅行とは違います。お借りする前には、双方の学芸員が、借りるものについて「傷み」「傷」「修復跡」などをチェックします。相当に神経を使う作業となります。しかし、最近ではデジカメが細かい点を除き、主役となっています。そしてお返しするとき、借りた状態であるかどうかの再チェックをするのです。お借りした箇所(場所)が多いほど長時間にわたります。非常に神経を使う作業です。しかし、博物館に来られる方は、ほとんどの方が、この裏作業に関しては知りません。
6日間の日程を終え、帰ってきた美術専門車(美専車)です。
長旅から帰ってきた美専車
お疲れ様です。
最後の仕事、搬入です・・・
25日からの特別展のための軸の搬送です・・・
これから収蔵庫で一休みです。
2 件のコメント:
運転席の後ろの席に座っているのは、学芸員の方ですか?
今回は、金沢市までの長距離でしたから大変でしたね。私も松野町時代に山城を視察するため出かけましたが、北陸自動車道を通っても遠いな~と思いました。
こんな苦労があって、私たちは貴重な文化財を見ることができるのですね。
隆さん、投稿ありがとうございます。博物館の舞台裏はおもしろいと同時に大変な作業となります。機会があれば解説していきます。今後ともよろしくお願いいたします。
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