2011年7月7日木曜日

満開の藤?

7月7日七夕の日に・・・
『寛政重修諸家譜』によれば、伊達氏はもともと藤原氏の流れだが、文治5年(1189)、源頼朝が奥州の藤原泰衡を征伐したとき、藤原鎌足を初代とした17代目の朝宗(伊達氏の祖)がこれに従って戦功があり、奥州伊達郡(現福島県伊達市)を与えられて以後、伊達氏と名乗ったという。

宇和島藩伊達家も当然、藤原の流れであり、その名前を大事にした。伊達家の御殿の庭(偕楽園)には藤の花が植えられ大切に育てられている。また七代宗紀公は天赦園を造営するとき、家紋の「竹に雀」にちなんだ「竹」と藤原の末裔ということで「藤」を植栽している。

藤の花は5月の大型連休に咲いているのが普通だが、今年は一昨日から咲き始め、二度目の満開を迎えた。季節感の喪失からかもしれない。

伊達博物館偕楽園の野田藤