2015年5月19日火曜日

長い長い物語
 
山家清兵衛の奥方と母親は追っ手を逃れ高知県四万十市六反地まで・・・
一説では日振の清家久左衛門が大分に逃がし、仙台へとの話もある。
この話では、清兵衛恋しさで、仙台から宇和島に近い六反地で生涯を閉じた。
その場所を訪れた。
松野町の吉野生から国道322号線を窪川方面に・・・
56号線に出て高知方面に行く途中である。
六反地(ろくたんじ)駅の手前、56号線沿いの右下に石碑がある。
左手奥には和霊神社が・・・
 
 
この場所で庵を営み、生涯を閉じたとされる。
たたり神ではなく、幸いの御霊というのは奥方の考えである。
スミというのは間違いで「たか」が正しい。
仙台にも宇和島にも「たか」の記述がある。
 
 
いわれ
 
この地の方が記念碑を建立されている。
山家伝説はこの地でも生き続けている。
 
 
この場所は六反地駅(無人駅)の西側に位置している。
踏切を渡ると「和霊神社」の鳥居が見える。
入り口の方が詳しいと話に聞いていたが、残念ながらご不在・・・
 
 
鳥居の奥は公民館
本殿は?
 
 
公民館裏にはシャッターが・・・
推測するに「蚊帳待ち」などの行事か、祭りの時は開かれるのだろう。
 
 
和霊神社本殿
 
恋しい山家清兵衛を祀ってある。
地元の人々の和霊信仰の深さが分かる。
この地域はブランド米「仁井田米」の産地である。
村の宗鎮守の意味もあろう。
この調査で新たな伝承を書き加えることができ、夏の特別展に花を添える。