2010年11月26日金曜日

書籍販売

 伊達博物館は郷土の歴史資料やお預かりしている書籍(伊達家関係)がいろいろとある。今回、お預かりしたのは、木下博民著「青年・松浦武四郎の四国遍路」。表紙の帯封に内容は書かれている。松浦武四郎とはどのような人物か? 北海道という名前の名付け親、フリーのルポライターと言ったら過言だろうか。幕末に於いて彼ほど情報通はいない。先日、北海道松浦武四郎研究会の方々、宇和島歴史文化研究会の方々、伊達家13代御当主宗信様が「歴史シンポ in 宇和島」というシンポジウムを福祉センターで行った。盛会で皆熱心に参加されていた。これによって一段、武四郎と宇和島藩伊達家との繋がりが大きく取り上げられ活気づくことを期待したい。19歳で四国遍路に挑戦した宇和島藩領での彼の足跡をたどるのも一興。


2010年11月21日日曜日

お問いあわせ

 博物館用語だろうか? そのまんまか?不明である。いろんな講座や講演、教室などを実施すると必ず、質問がある。今回はその中から面白いものを抜粋した。

2010年11月20日土曜日

収蔵庫改修

 11月18日付けで次の連絡を館長名で出しています。平成22年12月1日(水)~平成23年2月下旬頃まで収蔵庫空調改修工事を行います。尚、改修工事に伴い第4展示場を閉鎖致します。第1~3展示場は通常通り展示しております。ご迷惑をお掛け致しますが、ご了承下さい。

 ご存じの様に博物館は展示室は表舞台の生命線、収蔵庫は普通、目に触れませんが裏舞台の生命線です。23度、60%が収蔵庫の基本。これを365日保たねばなりません。写真は収倉庫の前扉と空調システム操作盤(コンピュータ制御)です。右手の写真のメータは「前室湿度」「前室温度」「収蔵庫内湿度」「収蔵庫内温度」です。365日、24時間セキュリティ管理され、異常になると警備保障より緊急連絡が入ります。



2010年11月12日金曜日

講演会始末記

 退職公務員連盟から講演を依頼され、鶴島公民館で行いました。演題は「歴史は切り口」、サブテーマは「伊達家人物往来」でした。今まで行った講演とできるだけ重ならないように今回は著作物を紹介しながら見方(方向)によって歴史のおもしろさが分かるというよくばったもの。これが失敗の基でした。なにしろ脈絡がないことおびただしい。演題は外れていないと思いますが、何を言いたいのか分からなかったと思います。レジュメを造っておけば良かったと反省しきり。ブログの url をお教えしたので読んでくださる方も居ると思いますので、この場を借りてお詫び申し上げます。m(_ _)m

秋空に映える宇和島城

2010年11月11日木曜日

華道

 四季折々を花器に生ける生け花は日本古来の芸術である。伊達博物館や宇和島藩伊達家においては華道についての文書やお道具はない。しかし、特別展などでいろんな方とお付き合いする中で、自然と耳に入ってくる。

 個人的には川瀬敏郎氏のものが好きであるが、あくまでも個人的にである。彼は流派に属さず、生け花の原型である「たてはな」と、千利休が大成した自由な花「なげいれ」をもとに、創作活動を続けている。

 朝、仕事の打ち合わせのため訪れた天赦園で自然の生け花的な風景を見た。




2010年11月9日火曜日

画面の変更とお知らせ

 このブログを楽しみに見ている方々にご連絡いたします。バックカラーが黒くて見えにくいというご意見があり、この度、白色に変更いたしました。それに合わせたわけではないのですが、タイトル画面も宗城公に登場いただき、宇和島藩伊達家をアピールしたいと思います。もう一点、ご注文の文字の大きさの件ですが、大きくすれば情報量が少なくなり、スクロールする手間が増えることから現在の大きさでお願いします。これからもご意見がありましたら博物館のメールアドレスによろしくお願いいたします。

2010年11月5日金曜日

里帰りの杏

 宇和島藩伊達家2代宗利様には女のお子様3人しか生まれなかった。徳川家よりの養子縁組の話があったが、仙台綱宗公の次男宗贇様を迎える。残るお二人のお姫様は京極家、真田家に嫁がれる。真田に嫁がれた豊姫様はわずか15歳であった。お嫁入りの際、故郷宇和島を忍ぶため、杏の苗木の鉢植えを持参した。この杏を真田城下の家々が植え、春には町が桃色に染まったという。殖産としても真田家は奨励し、現在では観光の名所ともなっている。

 姉妹都市締結(昭和48年)の交流事業の時、宇和島市には杏の木がないことから更埴市(現千曲市)より、苗木の寄贈を受けている。記念植樹として博物館、天赦園、丸山公園などに植えられている。35年たった今、標柱も朽ち果てたので新しく立て直した。