2012年1月27日金曜日

宇和島城下街地図

現在、販売中の城下町地図は元禄の頃のものと安政から甲か頃にかけてのものとである。ほか県立図書館や市立図書館などにもあるが、この度、コピーされているものだが、個人の方がもっておられる資料が手に入った。年代は推測すると新田の様子から見ると弘化頃のものと思われる。

資料上でクリックすれば詳細が分かる

宇和島藩城下町図


宇和島藩城下町図(堀の内拡大図)



2012年1月22日日曜日

「いやし博2012」公式広報取材

松山市の企画会社「株式会社SPC」より依頼があり、20日博物館内で宇和島藩伊達家13代御当主伊達宗信様と実行委員会顧問の芳心会木村事務所の木村宗慎様の対談が行われる予定であった。当日、天気が回復したことから会場を急遽、天赦園春雨亭で行うことになった。Proの写真家、インタビュアーの方それぞれ打ち合わせ、そして撮影と対談。この記事は広報誌に掲載される。内容は「宇和島への思い」。御当主は東京生まれ、東京育ちだが、幼少の頃、たびたび宇和島に来られ、思いもひとしおであるようだ。また13代当主としての責任からも宇和島を愛する気持ちもお持ちだ。木村先生は宇和島生まれ、宇和島育ちで、現在京都を中心に世界でご活躍だが、原点は小学校時代から持ち続けている伊達文化。このお二人のコラボレーションはいやし博2012において大きな流れの一つとなるに違いない。

対談が行われた「春雨亭」


2012年1月20日金曜日

ひな人形とひな調度展

毎年恒例となっている「ひな人形とひな調度展」を今年も開催いたします。期間は特別展との兼ね合いもあり、2月16日(木)~4月8日(日)となっています。大宮庫吉氏寄贈の丸平大木人形店、五世大木平蔵作の7m50cmにわたる五段有職びなは大きさ、美しさともに日本有数のものであります。また、個人蔵として7代宗紀公の奥方、佐が鍋島藩からお輿入れされた「観姫」様の嫁入り道具の享保びなは歴史もあり、見事なできばえです。その他、伊達家に伝わるひな調度類も是非、ご覧になってください。

ひな人形とひな調度展ポスター


2012年1月19日木曜日

蔵開き

蔵開きとは
年の初めに、吉日を選んでその年初めて蔵を開くこと。また、その祝い。多く正月11日に行い、鏡餅を雑煮などにして食べた。江戸時代、大名が米蔵を開く儀式をしたのにはじまる。公益財団法人宇和島伊達文化保存会の「蔵開き」が17日10:30~開催された。博物館員5名と財団4名、宇和津彦神社宮司さんの祝詞によって、この一年の願いが成就するよう祈願され、無事終了した。

最近、蔵開きは酒蔵を除いて催されることは少なくなった。この珍しさもあり今年は宇和島ケーブルテレビが初めて取材に入った。

蔵開き神に捧げる供物



2012年1月17日火曜日

年間行事予定

博物館協議会は市の博物館設置条例にあるように本館においても設置している。人数は10名で博物館に対する運営とか内容など審議していただき、博物館経営に役立っている。そんな中で「特別展など10年先を見通した経過悪が必要ではないか」というご意見があった。まことにその通りで、他館にお願いする事についても早めに申し込まないと借りることができなくなる恐れがある。つまり、相手の立場を考えねばならないという理由。計画の前の年にはご挨拶に行く必要がある。いまから先、どんどん進めていかねばならない。

表上でクリックすれば詳細が分かります

2012年1月12日木曜日

博物館法改正

[]博物館法の一部改定(2012年4月1日)Add Star
本年8月26日に成立,8月30日に公布された「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」(平成23年法律第105号:内閣府の関連ページはこちら)により,博物館法が一部改定されます。
具体的には次の通り。
第二十一条  博物館協議会の委員は学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者並びに学識経験のある者の中から、当該博物館を設置する地方公共団体教育委員会が任命する。
第二十二条  博物館協議会の設置、その委員の任命の基準、定数及び任期その他博物館協議会に関し必要な事項は、当該博物館を設置する地方公共団体の条例で定めなければならない。 この場合において、委員の任命の基準については、文部科学省令で定める基準を参酌するものとする。
なお,施行日は,附則第一条第二号により,「平成24年4月1日」となっています。
第22条に新たに規定されることとなる「文部科学省令で定める基準」は,10月6日から11月5日まで,博物館法施行規則の一部を改正する省令案としてパブリックコメントにかけられています。(12月16日追記:忘れていましたが、パブコメは終了し、結果も公表されています。2件の意見があったということです。ちなみに,博物館関係では公立博物館の設置及び運営上の望ましい基準の改正案についてもパブリックコメントがかけられていました。その結果についてはまだ公表されていないようですが,37件の意見があったことが,9月29日の中央教育審議会生涯学習分科会の議事録で触れられています)。
第十八条 法第二十二条の文部科学省令で定める参酌すべき基準は、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者並びに学識経験のある者の中から任命することとする。
情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律(平成23年6月24日法律第74号)により,博物館法が一部修正されています。同法附則第一条に「公布の日から起算して二十日を経過した日から施行する。」とあることから,7月14日から施行されたものです。
内容は同法附則第35条
(一般社団財団法人法等整備法の一部改正)
 第三十五条 一般社団・財団法人法等整備法の一部を次のように改正する。
  附則第二項及び第三項を削り、附則第一項の見出し及び項番号を削る。
によるものです。
すなわち博物館法の附則の中で「抄」を使うならば,「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」(平成18年法律第五十号)による附則部分が
   附 則 (平成一八年六月二日法律第五〇号)
 (施行期日)
 この法律は、一般社団・財団法人法の施行の日から施行する。
となったわけです。もちろん
   附 則 (平成二三年六月二四日法律第七四号) 抄
(施行期日)
第一条  この法律は、公布の日から起算して二十日を経過した日から施行する。
が付け加わっています。

2012年1月1日日曜日

飛翔

飛翔

今年は宇和島市立伊達博物館にとって祈念すべき年となる
仙台藩伊達家の政宗関係の展示を中心に「いやし博2012」の特別展を行う

仙台より出たことがない「政宗の甲冑」(重要文化財)
また瑞巌寺所蔵の「政宗綺像」も始めて宇和島にくることが決定している

旧年中は大変お世話になりました 本年もよろしくお願いいたします

                                          平成24年元旦

                                宇和島市立伊達博物館 職員一同


                                                     3幅(龍2幅・福禄寿1幅)の内の左図   狩野常信筆