2015年9月25日金曜日

竜華山等覚寺にて
 
左うわじ真藩伊達家13代宗信様、右仙台藩伊達家18代泰宗様
秀宗侯の法要
 
 
竜華山等覚寺本堂
 
 
秀宗侯墓前
 
お参りされる泰宗様
 

 秋空にしみる読経
 
彼岸前だが、墓参りの人たちが大勢いた。
 
 
和霊神社本殿に向かう廊下
 
 
玉串をお受けになる泰宗様
 
 
参拝後の団らん
 
三輪田宮司さんとお二人の御当主との会談
話は2020年の清兵衛公400回忌まで・・・
 

秋の特別展
 
遅ればせながら、アップします。
9月18日金曜日、仙台伊達家18代伊達泰宗様、
仙台博物館館長遠藤俊行様を来賓として開展式が行われました。
内覧会も催され、多大な評価を得ました。
このシルバーウィークの入館者は記録的なものとなっています。
 
 
歴史姉妹都市締結40周年
 
伊達400年祭、秀宗入部400年を記念しての特別展・・・
併せて仙台宇和島歴史姉妹都市締結40周年記念も併せて行っています。
仙台では宇和島藩伊達家のものが80点ほど出品されます。
 

2015年9月15日火曜日

年二回の展示ケース点検
 
他の博物館からお聞きすると、このようなケースは珍しいとか。
高価なので手動式のものが多いと聞いた。
 
 
ハイケース
 
 
電動
 
コンセントも二つあり、二段階の開閉となっている。
精密機械である。
 
 
展示替え
 
今日から3日間展示替えである。
まずは撤去・・・
 
 
山家清兵衛公の面貌
 
 
山家清兵衛公の兜
 
仙台山家家より五代村候の頃、寄贈された兜である。
火事で焼けている。
甲冑師の方によるとこの兜は仙台胴の甲冑に合わせたものだとのこと。
それから推察すると山家清兵衛公が身につけていたものと考えられる。
和霊神社蔵
 

2015年8月16日日曜日

W企画展展示替え

應挙展後半
 
和歌山県串本町にある無量寺からお借りした「波上群仙図」の展示
半月間、展示した「千總」様からお借りした「保津川図屏風」は撤収します。
 
 
撤収の様子
 
常用文化財でもないだろうが、美術品には神経を使う。
さすが、美術専門員である。
 
 
波上群仙図
 
ふすま絵である。
計8枚
 
 
取り出し
 
串本で梱包し、収蔵庫に保管していたものの開梱作業である。
二人の息がぴったり合っている。
 
 
障壁画2枚の追加
 
展示ケースに並べられ、位置決めを行っている。
 
 
固定
 
耐震など考え器具を使って固定しているところ。
お客様の視線を考え、位置が決定される。
 
 
和歌浦の蒔絵
 
串本町ということもあり、伊達文化保存会の蒔絵を選んだ。
料紙箱である。
 
 

2015年8月5日水曜日

伊達家の正月料理

宇和島藩伊達家の正月料理
 
築城400年祭の折、大名料理を復活した。
秀宗入部400年にあたり、復活した。
御馳走になる機会があり、撮影させていただいた。
 
お膳は本膳、二の膳、三の膳
汁椀は3つだった。
 
本膳
 
御焼き物 色付け小鯛
御汁 鱈、こんぶ
木地小角 香の物 塩、山椒
煎物 かも、せり
御高盛 御飯
 
御二
 
ぬくめ 鯰、かれひ、切たて、内
御汁 雁、牛蒡、菜
和物 けし菜、山枡味噌
 
御三
 
煎もの かき
御汁 こぶのり
御向詰 大鮒こヾり
御引菜 小鳥、小板かまぼこ
 







2015年6月30日火曜日

和霊神社の移り変わり

宇和島市立城北中学校いらずの森
 
全国でも珍しいグランドの中に森がある学校です。
江戸時代半ばには和霊神社が祀られていました。
 

 
和霊神社の社跡
 
 
場所替えが5回行われています。
最初は森安、そして桧皮森・・・
この小山がそうです。
 
 
森の中にある社があった場所
 
この場所もいらずの森と呼ばれていました。
 
 
地図上で辿ってみましょう・・・
 
現在の位置(鎌江城趾の麓)は村候の時代です。
 

2015年6月18日木曜日

夏のW企画展

秀宗入部400年
 
今年は宇和島藩伊達家がこの南伊予の宇和郡には入り、400年の節目である。
そのため、博物館では特別展を例年より増やし、楽しんでいただいている。
その成果もあり入館者は過去最大に匹敵している。
 
変則の開催ではあるが、W企画と銘打って19日より始まる。
まずは宇和島の守護神「山家清兵衛展」である。
資料は新しく見つかったものを始め、新事実が・・・
 
 
涼を呼ぶ応挙展
 
国の重要文化財2点を期間限定で展示する。
8月 1日~15日 保津川図屏風
8月16日~30日  波上群仙図
 

2015年6月14日日曜日

特別展に向けて

開梱作業
 
博物館の心臓部、収蔵庫内での作業・・・
丁寧に開いている。
古文書である。
 

確認
 
文書の内容を確認しているところ
 
 
薄葉紙
 
博物館で使用する薄い紙、一方向に裂くことが出来る紙である。
いろんな使い方があるが、下敷きとしてつかっている。
その上に文書類を広げる。
 
 
図録作成
 
開梱のついでに秋の特別展で販売する図録の撮影も行った。
特別出演でカメラの支持をする職員・・・
 
 
長刀の柄
 
赤毛氈のバックの準備
右はカメラマン・・・
 
 
準備OK
 
早く済むだろうと思っていたが、何おか言わん、夕方までかかった。
細かい作業なので学芸員の皆さん、お疲れ様でした。
美術専門車の方もご苦労様でした。
 

2015年6月11日木曜日

伊達400年祭
 
第45回大会が宇和島で開催されることになった。
宇和島藩伊達家の維新に関する功績は計り知れない。
近藤先生、仙波先生のお二人が、その一部を紹介する。
全国に向かって発信!
 

2015年6月10日水曜日

宇和島さんさ
 
本来なら天赦園で披露されるはずだったが、雨のため博物館ロビーで・・・
初めてのことだったが、大変お客様には喜んでいただいた。
 
 
着流し、落とし差し、編み笠
 
振り付けができたときからこのスタイルが取られているようだ。
 
 
自由観覧
 
お客さんとは別に演舞を耳来られた方も多かった。
踊り手さん方のご友人だとか。
 
 
美事な演奏
 
歌も非常にうまく、会を重ねるごとに演奏もすばらしくなってきている。
今後、機会があれば是非続けたいものだ。
 

2015年5月19日火曜日

長い長い物語
 
山家清兵衛の奥方と母親は追っ手を逃れ高知県四万十市六反地まで・・・
一説では日振の清家久左衛門が大分に逃がし、仙台へとの話もある。
この話では、清兵衛恋しさで、仙台から宇和島に近い六反地で生涯を閉じた。
その場所を訪れた。
松野町の吉野生から国道322号線を窪川方面に・・・
56号線に出て高知方面に行く途中である。
六反地(ろくたんじ)駅の手前、56号線沿いの右下に石碑がある。
左手奥には和霊神社が・・・
 
 
この場所で庵を営み、生涯を閉じたとされる。
たたり神ではなく、幸いの御霊というのは奥方の考えである。
スミというのは間違いで「たか」が正しい。
仙台にも宇和島にも「たか」の記述がある。
 
 
いわれ
 
この地の方が記念碑を建立されている。
山家伝説はこの地でも生き続けている。
 
 
この場所は六反地駅(無人駅)の西側に位置している。
踏切を渡ると「和霊神社」の鳥居が見える。
入り口の方が詳しいと話に聞いていたが、残念ながらご不在・・・
 
 
鳥居の奥は公民館
本殿は?
 
 
公民館裏にはシャッターが・・・
推測するに「蚊帳待ち」などの行事か、祭りの時は開かれるのだろう。
 
 
和霊神社本殿
 
恋しい山家清兵衛を祀ってある。
地元の人々の和霊信仰の深さが分かる。
この地域はブランド米「仁井田米」の産地である。
村の宗鎮守の意味もあろう。
この調査で新たな伝承を書き加えることができ、夏の特別展に花を添える。