特別展も終わり、さて来年はどうするか? 9月16日の内覧会のあと伊達博物館協議会を開催しました。その時、委員さんよりの提案(課題)が二つありました。「10年先を見通した特別展計画」「小中学生を引き込むような計画と実践」です。来年度の計画は今からでは間に合わないことも知っています。ありがたいご提案で後日、伊達文化保存会の理事長伊達宗信様、財団の方と協議会メンバーと協議しました。相手があることで決定ではないのですが、「彦根藩井伊家と宇和島藩伊達家」で行おうとまとまりました。彦根藩と宇和島藩とは深い関係があります。初代秀宗公の奥方は井伊直政の娘(亀姫様)がお輿入れになっています。また幕末の大老、井伊直弼との交遊(宗紀、宗城と)も面白い事実です。実現に向け動き出したところです。併せて2年後、3年後の特別展も計画中です。動く博物館を目指して・・・
2010年10月27日水曜日
やっと搬出
伊達博物館秋の特別展のため9月14日に搬入された国宝「喜左衞門」、西教寺重文の襖絵ほか、すばらしい文化財の数々が搬出されました。国宝は大徳寺孤篷庵より、お二人の方がこられました。後のものは日本通運美術専門車で搬出されました。その道のプロ集団で手際よく、仕事を進められました。京都まで8時間の長旅とか。そのあと後期展で仕舞っていた伊達文化保存会の品々を再展示の作業。日通の手際よさを見ているためか、この再展示も手早く行われました。昨年に続き、美専車による搬出入となりました。これを機会に予算など周知できると思っています。
2010年10月24日日曜日
最終日
内容は充実して大変良かったという評価だったのですが、変則的な開催については、非常に不評を買った平成22年度秋の特別展でした。それも今日で終了します。茶会で国宝の展示が一日留守になり出来なかったこと、延長の告示が不徹底で黄金の茶室等が見えなかったこなど、この場をかりてお詫びいたします。先月16日の内覧会より、24日迄の一月あまり、黄金の茶室のセキュリティに神経を使い、国宝の移動など初めての経験で大仕事でした。朝、開館前の静かな展示室内を撮ったものです。今日が済めば、京都方面への搬出作業、展示替え、そして来年度特別展の準備(既に出来ている。)をおこないます。
2010年10月20日水曜日
寂しさ・・・
特別展の期間中、お客さんを魅了していた平成の黄金の茶室が撤収されました。大きな企画の終了作業には一抹の寂しさがあります。この茶室は21日より、SGC本社(長野県松本市)において「紅葉と黄金の茶室展」が3日間開催されるそうです。スタッフの皆さん寝る間もないくらいに日本中を駆け巡っています。紅葉の松本城、行ってみたいですね。伊達博物館での展示期間は延べ35日間でした。この期間は国立科学博物館2ヶ月に次ぐものとか。小さな町の小さな博物館に展示された桃山文化、感謝感激を新たにしました。また、セキュリティで神経をすり減らしたことも事実です。かかわった人たち、博物館に感謝!
2010年10月17日日曜日
2010年10月15日金曜日
2010年10月14日木曜日
特別展会期延長!
この度、恒例の秋の特別展が持ち主様のご厚意に寄り、延長の運びと成りました。黄金の茶室は19日迄、その他(国宝喜左衞門、狩野永徳襖絵ほか)のものは24日迄の展示となります。今回の特別展はリピータの方が多く来館されています。博物館始まって以来ではないかと思いますが、8回の方が最高です。また長時間、研究される方もおられます。6時間が最高時間です。お目当ては勿論「喜左衞門」・・・博物館の行事としては、明日は小学校が数校来館し、コーディネータの木村宗慎先生が案内します。土曜日は孤篷庵主催の茶会のため国宝の茶碗は天赦園に移動しますから博物館では見ることが出来ません。(天赦園春雨亭の外から)別途、天赦園の入園料(割引で200円)が必要です。17日(日曜日)の14時から木村宗慎先生のご案内があります。この度の展示物についての裏話や京都の話題など聴くことが出来、博物館をより楽しむことが出来ます。


2010年10月9日土曜日
伊達の黒船
博物館を楽しむ方法として学芸員さんの解説を聴くこととが出来る。これは全ての館で通用することではないし、忙しいときは出来ない。今日は御世話になった方に説明をしてロビーまで帰ってきた。すると一人の紳士が「今回の特別展には関係はないが、この館に前原巧山の黒船があると聴いている。見たいのだが。」と話されました。丁度その時に、黒船作成の仕掛け人M氏が来館されました。熱心さにうれしくなり、収蔵庫から特別に出し、お見せし、説明しました。たいそう感動され喜びで一杯でした。どちらから来られましたからの質問に「新潟からです。」でまた、びっくり・・・出張のついでにどうしても見たいという気持ちを抑えきれず、来館さんされたとか。このニュースを聞くと製作者の大村仁志氏(大村益次郎ではない。)は喜ぶことでしょう。この報告のついでに黒船試走の様子を掲載しておきます。
2010年10月6日水曜日
2010年10月4日月曜日
特別展、途中の展示替え
伊達博物館では特別展途中の展示替えはあまりやったことがない。しかし、国宝の紙物など展示期間が制限されているものもあり、他館ではざらにあるとか聞いている。3年頬前、高知県立歴史民俗資料館で「坂本龍馬・中岡慎太郎展」で展示された「血染めの屏風」「や「血染めの掛け軸」など京都国立博物館蔵のものなどわずか1週間で撤収されたと聞いた。当館の展示替えは「猿猴の間」の屏風を裏返し「賢人の間」に変えること、裂を1点変えること、藤原定家の断簡を撤収することだったが、それでも2時間ほどかかった。神経を使う作業である。16日にはお茶会に出品する国宝「喜左衛門」井戸(孤篷庵主催)が持ち出される。特別展、折り返しを迎えたが、少々疲れ気味・・・
2010年10月3日日曜日
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