2012年6月16日土曜日

「意匠にみる勇と優美展」のための展示替え

展示替えは収納から

今まで展示していたものを収蔵庫に片付ける作業から始まる
道具類の移動は手箱によって行われる
扱いは難しく、手袋をしなければならないものとか、手袋をしてはいけないものなどに分けている

甲冑の展示



今回展示の甲冑

展示方法としては、鎧櫃の上に甲冑立てを置き、それに飾り付ける
ひもの結びなど神経を使う作業の連続


日本一の大きさの甲冑

宇和島藩伊達家3代宗贇の甲冑のすね当て

展示のためひもで堅く縛っているため半分くらいの大きさである
女性の足と比べてほしい(両足が入るくらいの大きさ)


甲冑の組み立て

普通3人がかりで組み立てる
他、外で曲がりとか、微調整役が一人


説明パネル

他館は業者さん任せのところが多いようだが、我が館は職員がパネルなど用意
そして曲がりの無いように糸で配置を決めている


屏風の固定

昨年の地震以来、当館でも対策を立てている
以前からの屏風の固定に使われている屏風立て
屏風の縁が直接当たらないように薄い紙でくるんだ固定器具
鋳物でできている
固定は3本の鋲

2 件のコメント:

伊達博友の会 さんのコメント...

このような展示の手段の公開があるからこそ、展示物を観ても様々な連想が出来るからなお面白いですね。

 岩戸物語の展示風景がありますが、これはじっくり読んでじっくり絵を観ました。面白かったですね。

伊達者   さんのコメント...

伊達博友の会 様
岩戸物語は国立国文学研究所が調査研究に入っています。年代的には新しいものだと思いますが、貴重な読み物ですね。面白いという伊達博友の会さんも国文学の知識レベルはすごいですね。
展示風景はあまりよその館と違いすぎていますが、お客さんに喜んでもらえれば幸いです。