2011年7月29日金曜日

博物館協会

博物館と名前が付く館は数多いけれど博物館法を満足させている館は少ない。日本ではその博物館の組織化を行っている。縦の組織としては「愛媛県博物館協会」「四国博物館協会」「日本博物館協会」である。それとは別に「西日本博物館協会」という組織もある。

7月、8月の月はその総会が行われる。県博物館協会は「愛媛県立美術館」で15日に総会が行われた。四国地区に関しては「香川県立ミュージアム」で21日、22日の両日開催された。議題は両者とも行事報告、決算報告、行事計画、予算審議である。その後、講演会がもたれる

愛媛県では、三浦アートヴィレッジの寺村尚起ゼネラルマネージャーさんが講演された。故三浦保氏が作られた美術館であり、地域に親しまれるものにしたいとのこと。悩みは知名度がまだまだということ。


忙しさを楽しもう
三浦保氏の今週の言葉より




香川県立ミュージアムの正面玄関
夏の特別展開催中であった


四国博物館協議会の新規事業としてホームページの作成が提案された。どこの館も入館者減で対応が苦慮されている。
講演は時期柄「高知県立美術館の防災計画について」で高知県立美術館学芸課チーフの松本教仁氏の話であった。実際に経験した話がメインで非常に参考となった。また詳細な「危機管理マニュアル」が作成されていて当館としても作成する手本となる。大変ありがたかった。


香川県立ミュージアムの裏玄関(玉藻城側) 



2 件のコメント:

ミュージアムハンター さんのコメント...

ミウラートビレッジには行きましたが、三浦語録に心が移りました。書も多くて、カナクギ流の小生としては流派が異なり、書のコーナーは素通り・・・。

伊達者   さんのコメント...

三浦保氏は偉いと思います。わずか30年ほどで一部上場企業に成長させ、晩年は趣味に生きた方ですね。

会画、書画なども多く集められているようです。また新進作家のワークショップなども手がけ、その意思は現在も受け継がれています。

私どもも絵の良さとか、書画の良さなどは分かりませんが、鑑賞はしてみたいと思います。